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愛しの茉莉亜

第3章 僕の茉莉亜

何時頃だったろうか、ふと目が覚めると横にスヤスヤと眠る茉莉亜がいた。


化粧をしていない茉莉亜はとても幼く、きっと僕より年下だろうと思った。


こんなに若いのに男を食わしていたなんて、
どれだけ苦労していたんだろうかと胸が痛くなった。


「ん~ 優ちゃん、おはよう」


茉莉亜が目を覚ました。


「おはよう。茉莉亜」


「優ちゃん、学校?」


「ああ、行ってくる。茉莉亜はまだ寝ていていいよ。後で連絡する」


「うん、分かった…」


茉莉亜はまたウトウトと寝てしまった。


僕はそんな茉莉亜が可愛く見えた。

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