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愛しの茉莉亜

第6章 茉莉亜の不安

カランコローン♪


喫茶店のドアが開く。


「いらっしゃませ」


茉莉亜はそう言うと席に案内をした。


「何にいたしましょうか?」


「カフェラテを」


「かしこまりました」


茉莉亜はドアから入ってきた時から、すぐに綾だと分かっていた。


「お待たせいたしました」


カフェラテを綾の前に置くと、


「ありがとう」


と言った後、さらに話しかけてきた。

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