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愛しの茉莉亜

第11章 空虚の日々

ピンポーンとチャイムが鳴った。


茉莉亜!


急いでドアを開けると綾が立っていた。


僕はかなりガッカリした。


「松本君、何やってるの?
学校もバイトも行ってないみたいだし、 心配して来てみたの」


「…ああ」


気のない返事をした。


「上がるわね」


そう言って、勝手に部屋に入ってきた。

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