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愛しの茉莉亜

第11章 空虚の日々

「何これ!」


メチャクチャに散らかった部屋を綾は見渡して溜め息をついた。


「松本君、しっかりしてよ!」


「関係ないだろ」


「彼女はどうしたの?」


「出て行ったよ…」


綾は何も言わずゴミを拾った。


僕はベッドに横になったままだった。


綾が粗方片付け終わって、ベッドに近づいてきた。


「松本君、私が忘れさせてあげる」


そう言って服を脱ぎ下着姿になった。

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