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愛しの茉莉亜

第12章 最愛の人

「これ、見せたかったんだよ。編集部でも評判良くて、こっそりコンテストに応募してたんだ。
入選したんだぜ!おまえの写真!

写真のタイトルは俺が付けたんだけどな。
とにかくおめでとう!」


タイトルは

『最愛の人』


となっていた。


「先輩…遅いです…
遅かったです。
最愛の人は消えてしまいました…」


そう告げると、僕はずっと押し殺していた感情が一気に溢れ、周りを気にせず泣き崩れた。



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