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小さな男の子だって恋はするんです

第3章 夏の誘惑

──翌日。





ピピピピ…ピピピピ…





俺起床。只今の時刻お昼の1時。





『ふぁー………まだねみー。』






そう思ってまたベットで仰向けになりながら寝ようとした時だった。






ドタドタドタドタ………ガチャ!


「おっはよーぅ!!朝ですよぉー!!いや、昼ですよぉー!!おっきろーぃ」





うるっさいくらいの大きい声で部屋にはいってきたのはかなだった。






あ…ああああああああー!!!!!




今日からかなうちに住み込みだった…




なのにおれは昼までパンツ一丁でのんきに寝てやがる。やらかしたー!!





そしてなんで俺は今寝たふりしているんだ。



「あれ…起きない…
い、生きてる!?
ちゃんと息してる!?」




おいおい看護師さん。あなたは馬鹿ですか。




と心の中で突っ込んでいたのも束の間、なにかが俺の胸に触れた。













────かなの耳だった。




「あっ!!よかった〜!!心臓動いてたー!!」




っ////


ばかやろ…そんな肌に触れられると…俺…








「まだ寝てるから寝かせておいてあげよっと♪」



そうしてかなが立ち上がって部屋を出ようとしたその時。





グイッ



「ひゃっ!?!?」




俺は無意識にかなの腕を引っ張り抱きしめていた。






「お〜い、しんさ〜ん??
………寝ぼけてるのかな…」




寝ぼけてることにしないと俺なんもできないよ…!



そのまま5分くらいだきしめた。



俺はそろそろ起きたフリをする。








『ふぅー…あれ、かな!?』



「もぉー!!やっと起きたぁ??
ずっとこの体制で辛かったんだけど!!」





と言ってほっぺをふくらませる。





────『かわいい』




『「え??」』



『今俺なんか言った??』




「え…はは…な、なんも言ってないと思うなぁ…///」

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