熱血指導、実行中
第2章 弱み、握られた…
直人「そんなわけないだろう!!」
信二「勘違いするなよ、その服がダメな
んだよ」
直人「服?」
信二「そんなダサダサな服じゃせっかく
の印象も台なし、マイナス」
直人「う…だって…」
服がダサいのは仕方なかった
学生だしオーディションの毎日でバイト
なんて出来ないし
仕送りは
演技の勉強の為の雑誌やDVDで消える
だから新しい服を買うお金なんて
全然、一円も残らなかった
信二「とりあえず、これに着替えて」
直人「うわっ、趣味悪っ…」
信二「この服着て、明日オーディション
に行け」
直人「お前はバカか?こんな服着てたら
一発で落とされるって」
信二「バ~カ、お前オーディションの役
ちゃんと見てみろ」
直人「役?」