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熱血指導、実行中

第2章 弱み、握られた…



直人「明日受ける役は…」

信二「…」


オーディションで受ける役
それは警察から話しを聞かれる役の一人
特に役名などはなく
ただの大学生役
だけど…


信二「ボロアパートに一人暮らししてる
大学生、その服ピッタリじゃないか」

直人「でもドラマでは衣装が」

信二「そんな小さな役に衣装があるわけ
ないだろう?自前だよ、自前」

直人「本当に!?」

信二「中には出る場合もあるけど今回は
ない、だから役に合った衣装を着て行け
ばそれだけ受かる可能性は高くなる」

直人「…なるほど」

信二「あと無名の内は利用出来るものは
全て利用しろ、見た目も言葉遣いも親も
女も」

直人「でも俺は…」

信二「実力で勝負したいってか」

直人「もちろん」

信二「…」

直人「なっ…何だよ…」


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