熱血指導、実行中
第5章 夢のため
受付「では控え室でお待ちください」
直人「はい」
受付を済ませ
控え室へ向かった直人
オーディションへの参加人数が何百人と
大勢だった為
控え室は何部屋かに分けられていた
直人「やっぱりすごい人だな…」
人の多さに驚きながら
自分の番号が張り出された控え室に入ろ
うとした直人
そんな直人の前に…
直人「…!?」
信二「…」
直人「お前、何で…」
信二「帰るぞ」
直人「帰るって…えっ、ちょっと?」
信二「…」
直人の腕を掴み
その場から連れ去ろうとした信二
だけど直人にとって今日は大事なオーデ
ィション
何の説明もなく
連れていかれるわけにいかなかった
直人「ちょっ…離せよ!!」
信二「離さない」
直人「今日大事なオーディションだって
お前も知ってるだろう!?」
信二「知ってる、でも今日のオーディシ
ョンは受けるな」
直人「何でだよ!?」
信二「お前は落ちるからだ」
直人「なっ」