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熱血指導、実行中

第7章 怪我の功名



直人「…」


関係ない
関係ない関係ない関係ない
そう思うのに…
胸がチクチクして締め付けられたように
痛くて痛くて痛くて
苦しかった


直人「俺…どうしちゃったんだよ…」


胸が痛くて苦しくて
視界も段々ぼやけ、めまいも…


直人「あれっ、俺…どうし…た…」


立っていられず
たまらず壁に寄り掛かった直人
だけど近くには山のように機材が積んで
あり
今にも崩れそうだった
少しもたれかかっただけですぐに…


監督「よし、じゃあ始めるぞ」

槙「お願いします」

信二「…」

スタッフ「大変です!!出演者が機材の
下敷き…下敷きになって病院に」

信二「…!?」


撮影は一時中断
妙な胸騒ぎがした信二は急いで現場に向
かった
誰が下敷きになったのか
どれくらい危険な状態なのかわからない
ただ信二は祈った
必死に祈った

下敷きになったのが
直人ではないよう必死に祈った…
だけど…


信二「!?」

直人「うぅ…」

信二「直人…直人!!」


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