熱血指導、実行中
第7章 怪我の功名
信二「社長、直人は…」
社長「病院に来る前に監督さんと話した
の、撮影もギリギリの状態だから残念だ
けど…」
信二「…」
社長「信二、自分を攻めるんじゃないわ
よ、今回は不運な事故よ、あの時と一緒
だから」
信二「そうは思えません…今日もあの時
も俺がちゃんと側にいればこんな事には
あんな風にならなかった…」
社長「信二…」
信二「…」
自分が目を離さなければ
自分がちゃんと直人の側にいれば
直人が怪我をする事もなく途中でドラマ
を降板する事も
せっかくのチャンスを
潰す事も…
社長「信二、直人の事頼むわよ、直人を
支えてあげてね」
信二「わかってます、今度こそ…今度こ
そ絶対、守ってみせます」
社長「頼んだわよ」
信二「はい」