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熱血指導、実行中

第7章 怪我の功名



直人「…あっ」


利き手を骨折し
食事するのも大変だった直人
箸の代わりにフォークやスプーンを貸し
てもらったが
やっぱり左手では上手く使えず食事する
だけでも一苦労だった


直人「…腹減った」


家族に連絡はしたが
仕事で忙しく見舞いには来れない
蘭は今、地方ロケの撮影で寮にはいない
信二は…

こんな時だけ
信二を頼る事は出来ない
大変だったがどうにか一人で頑張るしか
なかった


直人「…」


一人頑張ってる直人
そんな直人に神様はあるご褒美を与えた
それは…


いつき「こんばんは」

直人「?」

いつき「救急車で運ばれたって聞いたけ
ど、意外に元気そうだね」

直人「えっ嘘…いつきさん!?」


神様が与えたご褒美
それは直人の憧れ尊敬し大好きな人
江川いつき
彼との
二人っきりの時間だった


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