熱血指導、実行中
第7章 怪我の功名
マネージャー「いつき、そろそろ…」
いつき「はい」
直人「わざわざありがとうございました
いつきさんのおかげで…」
いつき「…」
直人「俺、ンッ!?」
一瞬
何が起きたのかわからなかった
不意をつかれたといえば不意をつかれた
のだが
まさかいつきに…
いつきにキスされるなんて…
直人「あ…」
いつき「じゃあね直人、また絶対一緒に
仕事しようね」
直人「えっ、えぇっ!?」
何事もなかったように
病室から出て行ってしまった信二
何故、演技でもないのに男の自分にキス
したのか
不思議で仕方がなかったが
理由を聞こうにも、いつきは帰ってしま
い疑問だけが残った
直人「キス、しちゃったんだ…はあぁ…
いつきさんとキス…」