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女々しくて 女々しくて

第5章 北海道依存症な男

ここからが本番です。

あ、あの本番ではありません。

あーこんなに欲しくなる男はめずらしいわ!

彼はとし君。

とし君、いい曲があったら教えてほしいなと図書館をでながら話すと、わかったよぉと言ってバイバイします。

しずくも教えてよ。

じゃぁ今度 ライブ行こうよ!

いいね!

よしよし しずくは自分からはガツガツ感は出しません。

とし君が言います しずくメアド教えてよ。

もらったーーーーーーーー!!!

ニヤニヤ感が顔に出ていたかもしれません。

それから、女は匂わせずにあくまでも趣味友を貫きます。

当時はMDが主流だったので彼はMDに好きな曲を入れてお互いお家が近いので待ち合わせをして渡してくれます。

このやり取りで何回目にうちに来たいと言うかうちに来る?と言ってくれるかが重要なんです。

うちに来たいという場合はたいがい、女の子のお家に興味がある。
どんな生活してるんだろうなど、男いるのかいないのかの確認です。

うち来るというのはすでにヤリたいんだ俺の第1歩です。

ある日の夜電話がかかってきて、しずく 銀杏のCD買ってきたぁー
これからMDにダビングするね♪

おおお!いいね!

じゃぁ次回はカラオケでゴイステメドレー熱唱しようねーって

話すこと1時間

あっダビング終わったーつうか今から歌いたい気分連れてってー。

彼は免許はあるけど車はないのであたしが車を出します。

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