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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第21章 なんで‥

次の朝

「ん~っ‥‥‥」

俺の横で眠る先輩

綺麗な横顔

目にかかった前髪をそっとかきあげおでこにキスを落としてベッドから降りた

「昨日ちょっと無茶したからな‥」

先輩にメモ残してゆっくり寝かせといてあげよう

先に行ってるね先輩‥


『おはよ先輩♪今日迎え行くから学食で一緒に食べようね一樹』

玄関の鍵をかけて大学に向かった





「ん~っ‥日高‥‥」

パフパフッ‥♪

パフッパフッ‥

ん?いつも胸板に当たる手が空を切った

ゆっくり目を開けるとベッドには俺だけだった

頭をかきながらベッドを降りるとテーブルにメモが置いてあった

「先に行くとかありえないだろ‥腰痛てー」

もぞもぞっと支度して俺も大学に向かった



「おはよ♪」

「おいっす♪」



皆元気いいよな‥

あー腰痛てー

腰をさすりながら歩いていると
ガバッ♪

「なっ何!?」

振り向くと振り向いた顔のすぐ前に鮫島の顔が入ってきた

「バカっやめろ!近いから」

「昨日来なかったじゃん‥何で?」

何でって‥言われても

「腰痛てーから離せって」

そう言った相川の首筋にはまた新たなキスマークがついていた

「熱々だな‥」

「はぁ?!何訳わかんねー事言ってんの?離せって」

かぶさってきたのは離れたものの

腰に腕をまわしてきた

「なっ?!」

「痛いんだろ?さすりながら歩いてやっから(笑)」

うっ‥
正直ありがた迷惑だった

顔赤くしてやっぱかわいいな相川のヤツ

腰をさすられながら一緒に歩いていると日高の後ろ姿が目に入った

「ばっ!もういいから離れろ!」

何だよ相川のヤツ‥

俺は痛む腰を我慢してだんだん遠くに行ってしまう日高を追いかけた

「日高!」

ハァ‥ハァ‥ハァ‥

「先輩?あ♪おはよ」

「おはよじゃねーよバカっ!今日学食一緒に行くんだったな?」

日高はニコニコ笑顔で

「うん♪行く♪」

とか言うから怒る気になれなくなった

「先輩‥腰大丈夫?」

俺を前から抱きしめる形で両手で腰をさすってくる日高

「やめろよバカっここ学校だぞっ!」

「何で?俺ら付き合ってんじゃん♪ね?先輩‥」

さすさす♪
さすさす♪
さすっ

「嫌なんだよっ‥恥ずかしいから離せって!!」

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