恋愛short story
第3章 ※ 消毒
抱え込むように
折り重なった身体に
伶の熱を感じる。
目の前には伶の澄んだ瞳が
私を見下ろしていた。
涙でぐしゃぐしゃになった顔を
見られたくなくて、
視線を逸らすと
こっちを見ろと言わんばかりに
荒い口付けをされた。
「……勝手に思い込みで泣やがって。チッ…。お前を汚ねぇなんて思ってねぇよ」
耳元で吐息混じりに囁かれ、
折り重なった伶の重みが
下腹部の奥へと掛かり、
痺れるような刺激が
ナカへと走る。
「あっ…ん。」
全てを呑み込んだ
秘部の奥にコツン、コツンと
伶の自身があたるたびに
キュウッと反応してしまう。
2人の荒い息遣いと甘い声。
一定のリズムに軋む
ベッドのスプリングは
伶と私が繋がっている事実を
頭と身体に認識させる。
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