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運命の誘惑

第7章 【声】になる

なんて思ってると


「彼氏の声聴きたくなるときの心境ってどんな時なの?」


不意に聞かれて思わず岡田の顔を見る。



「‥は?」


「いや、どういう気分の時に聴いてんのかなって思って?やっぱ寂しい時?」



「いや‥別に…‥。」



最初の頃は寂しくて悲しくて辛くてどうしようもなくて恭の言葉を聴いてた。

でも最近は‥


聴きたい時に聴いてたり。

恭の【声】が私の日常には必要不可欠になってる。




「でもさ、今日泣いてたじゃん。寂しいって。」






――――え?!












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