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運命の誘惑

第8章 ムカつく

岡田が居ないから静かに過ごせる!




――と思ったのに!



「愛結、汐生が煙草吸ってないかってさー」


「…‥はい?」


「ほれっ」



私の目の前に自分の携帯を無造作に差し出す元ちゃん。


携帯のディスプレイに浮き出てる文字を見る。




『寺島のヤツに俺が居ないからって煙草吸ってんじゃねーぞ!って伝えて』





…‥休んでまで監視するってどんだけ!?




「元ちゃん、携帯貸して!」



元ちゃんの手から携帯を奪って超高速でメールを送信。




『もっと熱出して寝込んでしまえ!!』




フン。





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