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運命の誘惑

第9章 岡田×戦隊

「あの人、知り合い?」



岡田がさっきの女性を顎でクイッと差す。



「へ?知らない。ボールペンを拾ってくれただけ」



そう言ってさっき手渡されたボールペンを見せると



「‥・ふーん?」



何か腑に落ちないような表情をする岡田。



‥どうしたんだろ?



「どした?」


「ううん、別に。」



私に視線を向ける岡田は緩やかな笑顔に変わってて



さっきの表情は気のせいかな‥?



なんて思いつつ下駄箱で靴に履きかえて




「帰ろうか」

「帰ろう!」




予鈴が鳴って少しづつ静まりかえる学校を後にした。











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