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運命の誘惑

第11章 岡田マンの攻撃

「何してんの?」



「んー?寺島を待ってた」



「え?何で?」



「一緒に行きたいからに決まってんじゃん♪」



一緒にって‥‥



「もう、門じゃん。」



「それでもいいんだって。ほら、行こうぜ♪」



「はぁ‥‥。」




たかだか5分も掛からない教室までの距離なのに。




‥‥てか。




「待つくらいなら1人で教室行けば良かったのに。」




不思議な眼差しで岡田を見上げると、

岡田はしかめッ面で首を左右に振って。




「分かってないなぁ~。


昨日言ったじゃん?俺。」




え‥‥?




「彼氏に遠慮しねぇって。

だから頑張れる時間はとにかく頑張るって決めたから♪」




そう言ってニカリと笑った。







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