テキストサイズ

運命の誘惑

第12章 まさかの・・・

‥‥岡田が私を‥‥?



正直。



全く考えた事がなかった。

心配して学校へ来たのも、普段の絡みも全部岡田も同じ境遇だからだと思ってた。


大切な人を亡くした者同士


だからまさか好意で‥なんてこれっぽっちも思った事がなくて。


岡田の事は、ただ単に“口煩い小姑ばりの優男”。


でしかなくて。



岡田は会えば喧嘩。

口開けば喧嘩。


とにかく煩くて苛ついてムカつく男だけど


だけど本音は‥別に嫌いじゃない。


ただのクラスメート‥・。


それ以上でもそれ以下でもない。




それに





「知り合ってまだ数日なのに‥?」





なのに“好き”って‥







ストーリーメニュー

TOPTOPへ