運命の誘惑
第13章 秘密 *汐生side*
「寺島!!見て!!!」
「え?」
突然の俺の大声にビクッと身体を震わせつつも俺が指を差す方向に寺島は目を向ける。
「あ‥‥」
「なっ?」
指差した先に広がる蒼く澄み渡る空に一本の飛行機雲が。
今日の空は全く雲がない綺麗な青空。
だからこそ、一際存在感を示す飛行機雲を2人で見上げる。
澄み渡る空を真っ二つに分けるように線を引く飛行機雲を眺めながら、思わずボソリと呟く。
「あの飛行機雲よりまだ遥か向こうに居るんだよなぁ‥」
「え?」
あの雲よりまだ向こう‥何億光年先のまだまだずっと向こうに居るんだよなぁ‥。
寺島の彼氏。
「え?」
突然の俺の大声にビクッと身体を震わせつつも俺が指を差す方向に寺島は目を向ける。
「あ‥‥」
「なっ?」
指差した先に広がる蒼く澄み渡る空に一本の飛行機雲が。
今日の空は全く雲がない綺麗な青空。
だからこそ、一際存在感を示す飛行機雲を2人で見上げる。
澄み渡る空を真っ二つに分けるように線を引く飛行機雲を眺めながら、思わずボソリと呟く。
「あの飛行機雲よりまだ遥か向こうに居るんだよなぁ‥」
「え?」
あの雲よりまだ向こう‥何億光年先のまだまだずっと向こうに居るんだよなぁ‥。
寺島の彼氏。