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運命の誘惑

第14章 クラスメート→友達

突然の岡田の告白から2週間が経った。



―――あの日。



隣りでボソッと何かを呟いた後、暫く空を眺める岡田に釣られて私も蒼空と飛行機雲を堪能。



すると、突如頭に重みと温もりが。



パッと見上げると岡田が微笑しながら私の頭に手を軽く乗せてて




「な、何?」


「俺も元達と同じように寺島の“友達”になりたい」


「へっ?!」


「クラスメートじゃなくて。
ただ隣りの席の男じゃなくて。

“友達”になりたい」



‥‥普通。

あんだけ“好きだ”と連呼した後に“友達”という単語は出て来ないと思うけど。


何かと行動とか普通じゃない岡田が言うと不思議と思わなくて。

だけど、この言葉に私のほうが違和感があって。




「今だって友達じゃん?」



何言ってんだ?風に言うと、岡田は嬉しそうにふわりと笑って




「ありがとう!」




私の頭をワシャワシャした。







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