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運命の誘惑

第14章 クラスメート→友達

岡田の言葉の意味が分からず首を傾げる私。

そんな私に岡田はもはや癖なのか‥。

私の頭にいつものように手を乗せて



「寺島が寂しい時は俺が傍に居てやるから。」



ニヒッと笑って頭をポンポンとした。



屋上の件以来、最低1日1回はこんな感じで甘い歯の浮くようなセリフをポンッと恥ずかしげもなく言って退ける岡田。

言われる方の私がいつも慣れなくて恥ずかしくなってしまって言葉を無くしてしまう。



伏し目がちに


「あ‥ありがとう」


一応‥岡田の気持ちにお礼。


そんな私の頭に再度、岡田は手を乗せて私の頭をワシャワシャとして


「ちょっ‥、また!?!?」


「ほら、教室戻るよー♪」



笑顔で屋上から出て行こうとするから私も岡田のせいでグシグシャになった髪を直しながら屋上を後にした。




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