運命の誘惑
第15章 隣りのクラスの転校生
携帯を取り出して画面を見ると、
「あ‥‥。」
メールが1通届いてて、差出人はお母さん。
【愛結、元気?
もう少ししたら恭君の月命日だけど今月は‥‥帰ってくる?】
‥‥そうだ。
恭の月命日がもう少しだ‥。
‥ふと携帯から空へと視線を移すと恭の大好きだった夕焼けに変わる一歩手前の紫の空が広がっていて。
いつも恭はこの空を見ると飛び切りの笑顔を向けて
“俺、この空の下で愛結と一緒に居れるだけでマジで幸せだわ”
そう言ってた恭の言葉を思い出して思わず笑みが零れ、心の中は悲愴感で苛まれる。
私はお母さんにメールを返信。
【ごめん‥。
月命日はこっちでする。
毎月毎年、そっちに帰る勇気が無くてごめん‥。】
そっと携帯を閉じて、そのまま暫く恭の好きな空を眺めていた。
「あ‥‥。」
メールが1通届いてて、差出人はお母さん。
【愛結、元気?
もう少ししたら恭君の月命日だけど今月は‥‥帰ってくる?】
‥‥そうだ。
恭の月命日がもう少しだ‥。
‥ふと携帯から空へと視線を移すと恭の大好きだった夕焼けに変わる一歩手前の紫の空が広がっていて。
いつも恭はこの空を見ると飛び切りの笑顔を向けて
“俺、この空の下で愛結と一緒に居れるだけでマジで幸せだわ”
そう言ってた恭の言葉を思い出して思わず笑みが零れ、心の中は悲愴感で苛まれる。
私はお母さんにメールを返信。
【ごめん‥。
月命日はこっちでする。
毎月毎年、そっちに帰る勇気が無くてごめん‥。】
そっと携帯を閉じて、そのまま暫く恭の好きな空を眺めていた。