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運命の誘惑

第16章 微動

「ねぇ、どこ行くの?」


学校を出てから元ちゃんと好美は



「何飲もうかー♪」



なんて2人で盛り上がってるけど何も教えて貰えない私は1人で終始?マークが頭上に飛び交う。



「ねぇ、いい加減教えてくれてもいいじゃんー!」



余りに勿体ぶって教えてくれない2人に頬を膨らませて上目で睨む。



すると好美が右からガシッと肩に腕を回して来て




「知りたぁい~?」


「は?!」



ニヤニヤした顔で私の顔を覗き込む。



その直ぐ後に、今度は左からガシッと元ちゃんが腕を肩に回して



「知りたいんだぁー?」



同じくニヤニヤ顔。




「な、何!?」




2人に左右から肩を組まれて戸惑いで引き攣り顔の私。




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