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運命の誘惑

第17章 微動  *汐生side*

それから何となく気になって少しだけ奈菜について調べてみたらホントつい最近転校して来たって事が分かった。



だからこそ




「私、岡田君が好きなんだ」


「はっ!?」



突然の奈菜の告白に驚いた。




「いやいや!え?‥だって転校して来たばっかっしょ?
俺の事なんて知らないじゃん!」



「毎日見てたら何となく分かるよ。数日でも。

それに人を好きになるのに期間なんて関係ないんじゃない?」




首を傾げてニコリと笑う奈菜の言葉にドキンと心が跳ねた。




“人を好きになるのに‥”




俺が寺島に言った言葉と同じだったから…。







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