テキストサイズ

運命の誘惑

第2章 中学3年 秋

それは。






「愛結!!」






些細な。






本当に些細な喧嘩。






「愛結!!待てって!!」





止める恭の静止を振り切って、その場を逃げるように走り去る私を後ろから追掛けてくる恭。







それでも気にせず私は走った。







恭の顔をその時は見たくなかったから。








私は全力で走った。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ