テキストサイズ

運命の誘惑

第2章 中学3年 秋

――当時。私は陸上部。






恭に追い付けられない自信があった私は後ろを振り向く事なく、ただひたすら走った。






当然、携帯の電源はオフ。







だから、私は知らなかった。








恭が見えなくなっても、私の名前を呼んでた事。








だから、私は知らなかった。







恭が私に電話を掛けていた事。








だから、私は知らなかった。







恭が








事故に巻き込まれたという事‥。











ストーリーメニュー

TOPTOPへ