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運命の誘惑

第17章 微動  *汐生side*

ベッドから起き上がって胡坐を掻いて膝の腕で頬杖付いて考える。



「うーん‥‥・」



幾度となく頭の中で奈菜と寺島について考えるけどさっぱり分からず唸り声だけが部屋に響き渡る。





―――と、その時。





♪~♪~♪~♪



携帯の着うたが流れた。



携帯を手に取りパカッと開くとそこに映し出されてた名前は



【着信 元】




元から電話って珍しいー‥・。



なんて思いながら通話ボタンを押して耳に携帯をあてると




『もしもし!?汐生!!?』



元の焦燥感満載の声が飛び込んで来た。




「ちょっ、どうし『愛結が大変なんだ!!


汐生!!頼む!!!早く来てくれっ!!!』







――――はっ!!?










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