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運命の誘惑

第17章 微動  *汐生side*

俺と酔っ払い寺島はその場にポツリ。



「好美ぃぃ~ビールぅぅ~~~‥」



俺の肩に顔を埋めながらボソボソ呟く寺島は



「酒臭ぇ‥‥・。」



‥・だけど。


久々に寺島に触れる事が出来た俺は嬉しくて、つい顔が綻ぶ。


寺島は酔ってるけどしっかり俺の首に両手を回してしがみ付いてて。




俺、オカシイんだろうか。





酒臭い寺島がすげー愛しく感じてしまう。




そんな寺島を落ちないように膝裏をしっかり掴んで




「寺島、帰るぞ」




耳元で囁いて立ち上がった。







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