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運命の誘惑

第19章 奈菜と岡田と私

いつもは笑顔を岡田に振りまく彼女も今日は違うみたいで。

眉間に皺を寄せて完全に不機嫌な顔で私と岡田の顔を交互に見る彼女。


その視線が凄く気まずくて‥


思わず岡田と繋いでる手を離そうと力を入れる。




――が。




「ダメだって言ったっしょ」




瞬時に岡田にぎゅっと手を握られ行動を強制阻止された。



そして、岡田はニコッと笑って




「おはよー♪」


「!!」




繋いでる指と指の間を滑らせて、所謂“恋人繋ぎ”に繋ぎ方を変化させて抱っこちゃん奈菜に挨拶をした。







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