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運命の誘惑

第4章 転入生

「愛結‥?大丈夫か?」



バクバクと激しく動悸する心臓を抑えつつ、俯いて目をぎゅっと閉じてる私に前から元ちゃんが声を掛ける。


その声に肩がビクッと震える。


私は顔を上げて



「あ‥う、うん!大丈夫。ちょっとビックリしただけ‥」



元ちゃんに言葉を返す。



「そっか‥ならいいけど‥。」



元ちゃんは首を傾げて小さく私に“近くに寄れ”て手招きをするから身体を前のめりに近付けると元ちゃんが耳元で




「顔見て声聞いたら全然似てないわ」




と囁いて眉を下げて苦笑した。



「何、それ」



私も釣られて元ちゃんに苦笑。






‥‥でも。












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