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運命の誘惑

第19章 奈菜と岡田と私

「ちょっと!!くだらない冗談はいいから何で急にそう思ったのか教えなさいよ!!」


「ダーメ。内緒♪」


「はっ!?」


「しいて言うなら‥・・」


「‥・何よ」



岡田は屋上の柵に寄り縋りながら私の方を真っ直ぐ見て




「俺の寺島への気持ちがもっと大きくなった。


って事かな?」




そう言って思いっ切りピースサインを私に向けた。






っっ!!






‥‥岡田はズルイ。



そんな事言われたら何も言えなくなるじゃんか。




「ふ‥ふ~ん?」




くらいしか言えなくなるじゃんか。




そんな私の返事に岡田はニコニコしながら



「寺島!あの鳥、夫婦かな!?」




なんて言いながら空を飛ぶ2羽の鳥を眺めてて。


私はそんな岡田をただただ見つめていた。















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