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「あんたが殺したのよ。」




声を震わせて静かな声で言いながら１歩、また１歩と私の方に歩み寄る奈菜。





「あ‥あの‥・っ‥」




奈菜との縮まる距離を開けたいのに奈菜の迫力に圧されて足が言う事を聞いてくれず動く事が出来ない。





「あんたさえ居なければ」






じわりじわりと縮まる奈菜との距離。






‥・もしか‥・して‥・






「あなた‥恭の事‥‥‥」





「そうよ。恭先輩の事がずっとずっと好きだった！

サッカーの試合で良くうちの学校に来てた彼に一目惚れした。

あんたと付き合ってる事を知った後もずっとずっと先輩の事が好きだった！！

なのにあんたのせいで死んだ！！

だから苦しんでるとこを一目見てやろうと一生懸命探してこの高校に編入した。


苦しんでるとこ見てザマーミロって笑ってやろうと思ってた！


なのにあんたは苦しんでるどころか他の男と楽しそうにやっちゃって。




‥そんなの、恭先輩が可哀想だ！！





そんなの、







絶対許さない。」