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運命の誘惑

第21章 歪愛 *汐生side*

「寺島見なかったか?!」


「え?こっち歩いて行ってたけど‥?」



「サンキュ!!」




俺は教えてくれた道という道じゃない細い獣道を全力で突っ走る。




‥何となく昨日から妙な胸騒ぎを感じてた俺。





なのに‥‥‥・!!






寺島を1人にする時間を作っちゃいけなかったのに。


奈菜の違和感に気付いてたハズなのに。




あの時、





何が何でも寺島を先に登らせておけば良かった!







くそっ!!!!!








寺島――――っっ!!!

















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