運命の誘惑
第21章 歪愛 *汐生side*
「あんたと話す事なんて何もないんだけど?」
「残念でした。あるよ?大アリ!」
「はっ?意味分かんない!マジ何なのあんた!」
「なぁ、約束してくんね?
もう2度と寺島に何もしないって」
「あんたに関係ないでしょ?!」
「あるよっつってんじゃん。
てか、自分も辛いでしょーが?人をずっと恨んで生きて行ってても楽しみなんて見出せないよ?
人生ホントに損しちゃってるよ?
しかも、あんたがやってる行動なんて全く死んだ彼は喜んでなんかないんだから。
その彼にも嫌われちゃうかもしんないよ?」
「知った被りしないでよ。あんた恭先輩でも何でもない癖に。」
「あのさー、哀しみを恨みに変えてもその先にあるのは【虚】だけだよ?【倖】はそこには絶対無い。
まだ俺ら17歳だぜ?
もっともっと前見て【虚】じゃなくて【倖】を掴みに行こうぜ?」
ニコッと笑顔でそう言うと奈菜は一瞬目を見開いた後、大きい瞳を潤ませながら
「恭先輩が居ないのに私に光なんて‥・っ」
顔を歪ませる。
「大丈夫。彼が居なくても絶対お前にも光はあるから。
俺が保障する。絶対ある。」
「だから何であんたに‥「だから俺には分かるっつったでしょー?」
「‥‥何でよ」
「んー?だって――――――――‥‥」
「え‥‥・・?」
「残念でした。あるよ?大アリ!」
「はっ?意味分かんない!マジ何なのあんた!」
「なぁ、約束してくんね?
もう2度と寺島に何もしないって」
「あんたに関係ないでしょ?!」
「あるよっつってんじゃん。
てか、自分も辛いでしょーが?人をずっと恨んで生きて行ってても楽しみなんて見出せないよ?
人生ホントに損しちゃってるよ?
しかも、あんたがやってる行動なんて全く死んだ彼は喜んでなんかないんだから。
その彼にも嫌われちゃうかもしんないよ?」
「知った被りしないでよ。あんた恭先輩でも何でもない癖に。」
「あのさー、哀しみを恨みに変えてもその先にあるのは【虚】だけだよ?【倖】はそこには絶対無い。
まだ俺ら17歳だぜ?
もっともっと前見て【虚】じゃなくて【倖】を掴みに行こうぜ?」
ニコッと笑顔でそう言うと奈菜は一瞬目を見開いた後、大きい瞳を潤ませながら
「恭先輩が居ないのに私に光なんて‥・っ」
顔を歪ませる。
「大丈夫。彼が居なくても絶対お前にも光はあるから。
俺が保障する。絶対ある。」
「だから何であんたに‥「だから俺には分かるっつったでしょー?」
「‥‥何でよ」
「んー?だって――――――――‥‥」
「え‥‥・・?」