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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

次の日。



どれだけ悩んでも

どれだけ眠れなくても

どれだけ考え込んでても


必ず夜は明けるもので。



一睡も出来なかった私の顔をカーテンの隙間から眩しく朝陽が嫌味なくらい明るく照らす。



カーテンを開けて窓を開けた瞬間



清々しい朝の風が舞い込んで来て私を包む込む。



その風を思いっきり吸い込んで、一気に吐き出す。



吐き出す事で全てスッキリするかなーなんて思ったりして。




‥でも、多少は効果アリだったかも?



昨日、答えは出てるのに散々モヤモヤしてた私の頭の中が少しだけ朝の空気で晴れたような気がする。






‥大丈夫。




愛結なら大丈夫!





自分に言い聞かせる。









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