無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

制服に着替えてリビングに行くとお姉ちゃんが朝食を作ってて。



「愛結コーヒーにする？紅茶？」

「お姉ちゃんが飲んでるやつでいいよー」

「りょっ！」



何故かガッチャマンの鼻歌でご機嫌にコーヒーを入れてるお姉ちゃんに思わず「プッ」と吹き出す。


朝からどんだけ元気なんですかっつーの。


「はい、どうぞ」


「ありがとう！」


お姉ちゃんは最近ハワイ産のコーヒーに凝ってるらしくて。


私はちょっぴり酸味があるからそこまで好きじゃなかったりするのは内緒の話。



「お姉ちゃん今日少し遅くなるから」


「え？何でぇ？」


「今日はほら」


ズズズッとコーヒーを啜りながらカレンダーを指差すと“あっ‥”とお姉ちゃんは気付いたみたいで




「気をつけて行っておいでね？

恭君に宜しくね」




ニッコリと笑った。