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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

「あ!お前‥っ!」



そう言えば岡田に伝えとくの忘れてた。


私は紫の蛍光ペンで岡田のノートに



【今日私寄るとこあるから。
だから好美達と一緒に帰ってね】



書いてチラッと岡田を見ると、岡田は眉間に皺寄せて超不機嫌顔。


私の手から紫の蛍光ペンをサッと取って私の文字の下に続けて書き書き。



【そんなの絶対許さん!
却下!!】



トントン!と自分の書いた文字を力強く指で差してフンッと仰け反る。



‥いやいや。

却下とかないから。




【今日は一緒に帰れません!
1人で帰れこの野郎!!】


【ウサギは寂しいと死んじゃうんだぞ?!】


【何言ってんの?バカじゃん?】


【バカでもいいから一緒に帰るしっ!!】


【だから無理だっつってんじゃん!!】


【だからその無理が無理だっつってんじゃん!!】










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