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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

♪キーンコーンカーンコーン♪



チャイムが鳴ると同時に自分の席に座り始めるクラスメート。

私も当然自分の席に。



「1限目現国かぁー」



なんて言いながらノートしか出さない岡田の机は前みたいにぴったりと私の机の隣りに戻ってて。



「あんた、いい加減教科書自分の使ってよねぇ?」


「なんで?寺島のでいいじゃん」



そう言って私の顔を覗き込んでニコッと目を細めて笑う岡田。



“ったくー!”っていいつつも‥。



その笑顔にドキドキ。

その言葉にキュンとしちゃってる私。






あ、




そうだ。







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