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運命の誘惑

第24章 月命日と夜光虫と・・

「何で?」



腑に落ちないような声色の岡田。



「近寄ったらダメなの?」




その声を聞くだけで心が震える。




「なんでも。どうしても。絶対ダメ」




バクバク煩く鳴り響く心臓の音が波の音と共に身体中駆け巡って、



息苦しさに襲われる。




「は?理由になってねーんだけど」


「り‥理由なんかない。ここに岡田が来て欲しくないだけ。」



お願い‥・分かってよ



「そもそも何でここに居んの?可笑しいんじゃない?普通来ないっしょ!空気マジ読まないね!」




岡田がここに居ると私‥‥




「ここに居られると迷惑なの!1人で居たいのに迷惑!ウザい!!」




決めた決意が揺らいでしまう‥

岡田がここに居ると私‥‥っ




「岡田なんかにここに居て欲しくない。岡田と一緒に過ごす気全くないんだから!!」





岡田への気持ち‥

捨てらんない―――――っ‥・




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