運命の誘惑
第24章 月命日と夜光虫と・・
さっきまで。
ゆらゆら揺れ動く瞳をしてた岡田の眼は凛とした眼差しに変化してて。
――その代わり。
今度は私の眼がゆらゆらと揺れる。
「俺が彼氏を忘れろって言うと思った?」
そう言って岡田は眉を下げて苦笑。
その声はさっきまで苦渋に満ちたような声色だったのに優しい声に変わってて。
どスーッと鼓膜を伝って私の胸へと響き渡る。
「彼氏の事も丸ごと俺は受け止めてやる。
だから寺島は彼氏を忘れなくていいんだよ?」
‥恭を受け止める‥?
‥恭を忘れなくて‥いい?
「な‥んで‥?
恭を忘れなくていいなんてどうして‥‥」
戸惑いから瞳も声も震える私。
岡田はふわりと優しく笑って私の頭を優しくそっと撫でて
「彼氏を大切にする寺島が俺は好きだから。」
目を細めてニコリと笑った。
ゆらゆら揺れ動く瞳をしてた岡田の眼は凛とした眼差しに変化してて。
――その代わり。
今度は私の眼がゆらゆらと揺れる。
「俺が彼氏を忘れろって言うと思った?」
そう言って岡田は眉を下げて苦笑。
その声はさっきまで苦渋に満ちたような声色だったのに優しい声に変わってて。
どスーッと鼓膜を伝って私の胸へと響き渡る。
「彼氏の事も丸ごと俺は受け止めてやる。
だから寺島は彼氏を忘れなくていいんだよ?」
‥恭を受け止める‥?
‥恭を忘れなくて‥いい?
「な‥んで‥?
恭を忘れなくていいなんてどうして‥‥」
戸惑いから瞳も声も震える私。
岡田はふわりと優しく笑って私の頭を優しくそっと撫でて
「彼氏を大切にする寺島が俺は好きだから。」
目を細めてニコリと笑った。