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運命の誘惑

第25章 月命日と夜光虫と・・2

クスクス笑ってる岡田をキッと睨みつけてやると、岡田は目を細めて海を見つめながら



「ねぇ」


「はい?」


「何でここで彼氏を弔ってんの?」



不思議そうな顔で私の顔を覗き込む。



「普通、お墓とかじゃないの?」



「…私恭のお墓知らないから‥」



「そっかぁ~。だからここなのか~」




って1人で何やら納得した風。



「何でここなのか知ってんの?」


そうよ!

そもそも何でここが分かったわけ?!

GPSでも付けてんの?!




「あー元が教えてくれたー」



「‥‥あそ」




‥・口先男の仕業でしたか。








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