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運命の誘惑

第25章 月命日と夜光虫と・・2

そんな私をクスッと岡田は笑って私の隣りに座る。


岡田が何か動く度にサムライの香りが鼻を掠めて、その香りで何故か妙にドキドキ。



岡田から貰ったアクエリアスの蓋を開けてゴクリと飲むと、泣き叫んだせいか枯れてた喉が一気にひんやりと潤う。



「そのペットボトルで少しだけ顔も冷やしてたほうがいいかもよ?」



「うん。そうだねー」



「明日顔腫れすぎてブサイクなっちゃうかもよ?」



「‥‥・うっさい。今から冷やすんじゃん」



「早く冷やさなきゃ顔がパンパンパン子ちゃんになっちゃうよ?!」



「煩い!!しつこい!!」





しかもパンパンパン子ちゃんて何よ!!



くそっ



ドキドキを返せっこのヤロー。






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