運命の誘惑
第25章 月命日と夜光虫と・・2
「寺島!見て!あそこ‥・」
「え~~?どれよー」
岡田は私の手を掴んだまま海の沖へ指を差して何やら楽しそうに声を上げて。
掴まれた手に岡田の温もりを感じながら私も岡田が差す方向へ目を凝らす。
その先では漁をしてるのか‥
何隻かの船が小さなライトでほんのり暗闇を照らしてて。
時折音を出して進める度に波を作り出す船をただ2人で静かに眺める。
「俺、今彼氏と約束したから」
「え‥‥?」
岡田の突然の言葉に思わず岡田の顔を見上げる。
岡田は月灯りの力を借りてるからか、いつもより表情が柔らかくて優しい笑顔で
「彼氏に“寺島を俺がこれからも守るから”
そう約束したから。」
そう言ってふにゃりと笑って
「だから、今度は俺と一緒に彼氏のお墓にちゃんと報告しに行こう?」
「ほう‥・こく‥?」
「え~~?どれよー」
岡田は私の手を掴んだまま海の沖へ指を差して何やら楽しそうに声を上げて。
掴まれた手に岡田の温もりを感じながら私も岡田が差す方向へ目を凝らす。
その先では漁をしてるのか‥
何隻かの船が小さなライトでほんのり暗闇を照らしてて。
時折音を出して進める度に波を作り出す船をただ2人で静かに眺める。
「俺、今彼氏と約束したから」
「え‥‥?」
岡田の突然の言葉に思わず岡田の顔を見上げる。
岡田は月灯りの力を借りてるからか、いつもより表情が柔らかくて優しい笑顔で
「彼氏に“寺島を俺がこれからも守るから”
そう約束したから。」
そう言ってふにゃりと笑って
「だから、今度は俺と一緒に彼氏のお墓にちゃんと報告しに行こう?」
「ほう‥・こく‥?」