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運命の誘惑

第4章 転入生

「な‥んでここに‥?」



ニコニコと笑う転入生が何故ここに居るのか戸惑う私。


しかも、チラッと時計を見ると普通にまだ授業中の時間。




「何でって、寺島さんと話しに来たんじゃん」




そう言ってニカリと笑う転入生。




‥何、こいつ。

意味分からんし。




「私は別に話す事ないから。」




私は手に持ってた煙草を最後1回吸って携帯灰皿に捨てて。


転入生の手にあったイヤホンをスッと引っ張って取り返して横を通り過ぎようとした瞬間。




「待ってよ。いつまでも過去を引き摺る寺島愛結さん」




私の腕を掴んで彼は耳元で囁くように言葉を投げた。














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