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運命の誘惑

第28章 写真とデートと

帰り道。



夏だから日が落ちるのは長くなってるにも関わらず学校を出た時はすっかり外は真っ暗。


最初は実行委員なんてかったるい事なんて冗談じゃない!


なんて思ってたのに意外にも1番自分が嵌ってたような気がする‥。


余り木で小さな写真立を作ってみたりほぼ好美と私物を作って遊んでたから遅くなったのかもしんないけど。


すっかり更けた空には家と家の間に北斗七星が綺麗な形で現れてて。

いつもぼんやり見える星も今日は綺麗に見えるからちょっぴり嬉しい。




「疲れた?」




岡田が手を繋いだまま心配そうな顔して私の顔を覗き込んだ。


その顔が凄く柔らかくて優しくて。

思わずドキンと心が跳ねる。





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