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運命の誘惑

第28章 写真とデートと

「お邪魔しまーす!」


岡田は玄関入って靴を脱ぎながら鼻をクンクンさせて。

まるでその表情は岡田犬。



「カレーの匂いだね!?」


「うん、カレーって言いましたからね?」



岡田犬は尻尾を全開に振りながら(振ってるように見えるだけなんだけど‥)リビングへ。




「汐生君いらっしゃーい♪」


「お邪魔します!すみません呼んでもらってしまって。

これ」



ご機嫌なお姉ちゃんに大きなビニール袋を差し出す岡田。



私もその袋の中身が気になってお姉ちゃんと一緒に覗き込む。



袋の中にはたっくさんのアイス!




「カレーの後はやっぱアイスっしょ!」


「気が利くぅー♪さすが汐生君ッ!!」



お姉ちゃんと岡田はニカッと笑ってハイタッチ。


そしてお姉ちゃんはそのまま“冷凍庫に入りきるかなぁ~”なんて言いながらキッチンへバタバタ走って行った。





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