運命の誘惑
第32章 闇×真実=・・ *汐生side* ③
――――恭が逝なくなってから。
俺は恭が事故に巻き込まれてしまったのは俺のせいだと自分を責めた。
俺が恭の事たった1度でも、ほんの一瞬でも
“恭が居なかったら‥・”
俺がそう思ってしまったから恭は‥
そう自分を責めて責めて、とにかく責めた。
そんな事、思うべきじゃなかった。
そんな事思っちゃいけなかった。
居る人間に対して“居なけりゃ”なんて思うべきじゃなかったんだ。
そんなこと一瞬でも考えてしまった俺は最低な人間だ・・・。
そう自分を責め立てて、自らが創り出した【闇】という殻に何日も何日も閉じ篭り俺は恭の死を嘆いてた。
恭の“約束”を何一つ守ろうともせずに・・
そんな俺を【闇】から救ってくれたのは光の一言だった。
「悔やむ前にする事あんだろうが。
兄ちゃんの最期の声、しっかり守ってやらなきゃなんねーのに何やってんだよ!!
後悔ばっかしてる暇ねぇだろうが!
お前がそんなだと兄ちゃんも浮かばれねぇだろうが!!!」
俺は恭が事故に巻き込まれてしまったのは俺のせいだと自分を責めた。
俺が恭の事たった1度でも、ほんの一瞬でも
“恭が居なかったら‥・”
俺がそう思ってしまったから恭は‥
そう自分を責めて責めて、とにかく責めた。
そんな事、思うべきじゃなかった。
そんな事思っちゃいけなかった。
居る人間に対して“居なけりゃ”なんて思うべきじゃなかったんだ。
そんなこと一瞬でも考えてしまった俺は最低な人間だ・・・。
そう自分を責め立てて、自らが創り出した【闇】という殻に何日も何日も閉じ篭り俺は恭の死を嘆いてた。
恭の“約束”を何一つ守ろうともせずに・・
そんな俺を【闇】から救ってくれたのは光の一言だった。
「悔やむ前にする事あんだろうが。
兄ちゃんの最期の声、しっかり守ってやらなきゃなんねーのに何やってんだよ!!
後悔ばっかしてる暇ねぇだろうが!
お前がそんなだと兄ちゃんも浮かばれねぇだろうが!!!」